ショパンコンクールの1次予選が始まった。自分のメモ書きとして、印象を書きます。最初から最後まできっちりと聞いた訳ではないので、耳に入った部分についてだけです。自分は弾けないのに、よく言います、、ね。
シャンイ・マオ(中国)
一番手なのに、落ち着いた演奏。ノクターン13番は上手だがわざとらしさも。エチュードはミスは少しだが、ピアノのせいか音が少し硬く感じる。幻想曲、きれいだがもう少し変化があってもいいかな。
トーマス・マルート(ポーランド)
スケルツォ4番を少し聞いただけだが、音がきれいで、きらびやか。印象的な演奏。
シモン・ネーリング(ポーランド)
どの曲も、とてもショパンらしい演奏で素晴らしいが、特にバラード4番に引き込まれた。曲への深い理解、すばらしいルバート。繰り返し聞きたい名演だ。
ノクターン8番美しい。私もこんなふうにゆったり弾きたい。全体にいい演奏だけど、ネーリングと比較されてしまうと可愛そう。やはり、このレベルまで来ると解釈が一番大事。
ゲオルギス・オソキンス(ラトビア)
インタビューで「完璧を目指すと詩情がなくなる」と発言していたピアニストだろうか。卓越した訴求力。ヤマハでも自在な音色の変化。低い椅子から独特の弾き方。25-6は少しうるさい感じなのはペダルが深すぎるのか打鍵がきついのか。バラード3番も独特の弾き方だが、思わず聞いてしまう。圧倒的な自信?舞曲も良さそう。
イブリン・オズル(米国)
穏やかで夢見るような62−1、軽く流れる10−8。美しくなめらかなせいか、ちょっと眠くなった。
カミール・パコレック(ポーランド)
美しい、オーソドックスな演奏。目立つミスがいくつか。