ショパンコンクール予備予選 7月21日午前

いくら聞いてもあきないショパンの演奏。同じ場所で、同じ時に、同じピアノで、同じような曲を、いろんな方が弾いてくださり、それぞれが本当に違っていて。興味がつきない。

全部聞いた訳ではないので、聞いていた範囲で思ったことを書きます。好き勝手言ってごめんなさい。

 

Ziton Wng(中国)

ショパンの内向的な静かな、うちに秘めた感情を表現していると思った。ショパンって、そういうところがある。

 

Zijian Wei(中国)

途中から聞いたが、バラ4、他声的で、メリハリが聞いており、迫力のある演奏。音もきれい。

 

Jackek Wendler(ポーランド

明るく軽いシンプルな演奏。音も、あまり指をくねくね動かさず、手首が高めで、指を丸めて、わりと硬質でまっすぐな音。こういうショパンもあるかもしれないけど、もうちょっと音色の変化もある方が好み。

 

Marcin Wieczorek(ポーランド

キンキン、ガンガンした音。バラ1や革命や、こういう曲が得意なのでしょう。でも、技術は皆さんお持ちなので、予備予選ではマズルカなどの音楽性で差がついているような気がするんだけど。エチュード25−5も魅力的な演奏だけど、硬い音が多い。ノクターンは柔らかい音で始まったが、やはり盛り上がると一直線に進む感じでもうちょっと感情のゆらぎがあってもいいように思う。マズルカは心にしみる演奏。ボブウォッカのお弟子さんなんですね。