平均律 2番 ハ短調 プレリュード

ピアノ再開5年目のアマチュアアラフィフです。バッハの平均律を始めて2ヶ月くらいたった頃だろうか、この曲も練習を始めました。左手と右手を揃えてかなりのスピードで弾かないといけないので、とても難しそうな曲です。当然、大事なのは左手です。

最初に、試した練習方法は、 

1 左手と右手を交互に、1小節ずつ、次の小節の第1音目まで続けて、弾く。うまく弾けない方の手は何度も繰り返す。

2 拍頭にアクセントをつけてみる。バイオリンのイメージ。

3 4日目くらいで、両手をあわせてみる。録画もしてみた。

4 姿勢も大事。足はしっかり踏みしめて、お腹は伸ばし前傾すると、左手の指も立ってくるし、黒鍵も弾きやすくなる。

5 1オクターブ高い音で練習すると、左手もよく聞こえていい。

6 弱音ペダルの練習のために、裏拍に弱音ペダルを入れる練習も。

7 小節をまたぐ時にうろたえがち。1や5の指は覚えやすいが、2がもたもたするので、2だけの動きでも覚える。

8 弱い動きは、トリルにする。アクセントをつけるけど、指の力でなく重心移動を使う。

 

録画して

1 パソコンで動きをリアルタイムで見ながら、特に左手の形、位置、角度などを見直す。手が寝てしまっている。1と5以外がもやもやしてはいけない。弱音であってもコントロールできるように。

2 暗譜を試す。和声や転調を意識しながら暗譜する。指が覚えて速く弾けるようになってからでは遅いので。

3 裏拍に変にアクセントがついてしまっているところがある。同じフレーズを2回繰り返すから、どう繰り返すかを考える。

4 ホールだと、音を響くせいか、かなりゆっくり弾いたと思う。家でも、速い練習をする必要はないかもしれない。

5 メインの音を響かせてメロディーとするために、ペダルも使う。特に真ん中の盛り上がるところを効果的に弾くためには、右手の練習も大事だし、拍頭だけに頼らない。

6 特に左手、半拍ごとに細かくローリングをしないと、速くは弾けない。

7 また姿勢も大事で、左の背中も伸ばし、左腕がストンと下に落ちているようにする。つま先立ちの前傾姿勢も。

8 手を体の前の中央に寄せる練習。手は外向き(平泳ぎのような)。

やはりどうしても、粒が揃わないので、以下の練習をしてみた。

1 ドソファソミソファソのフレーズを、ドと、ミファソの和音の2つ分解して、ズンチャンチャンと練習する。指の先が一度に3つの鍵盤の底に当たる感覚を覚え、そうなるような手の形を覚える。手を動かさなくても指だけ動かせばうまく弾けると、この曲、楽だ。 

2 特に2の指の横のつながりがスムーズになるよう、動きを覚える。早目に動かすか、早目に準備しておく。

3 ペダルの深さを変えて、変化を。真ん中あたりは、少し長めに踏んで、モヤモヤさせる。

4 ローリングは2つに分ける。半拍ごとのローリングが素早くできたら、1拍の中でのローリングを考える。

 

ホール練習の録画を見て

1 もっと感情を込めてもいい。

2 姿勢が変わらてない。体が硬くなっている。

3 思い切り大きく、指や手首、腕を動かして、日々、ローリングの練習をするにはいい曲だ。普通、手が痛くなるような弾き方はいけないのだけど、筋肉も神経も発達していないアマチュアは、手が痛くなる練習も必要な気がする。5秒ごとに、休みながら、思い切り手に負荷をかけてみる。

4 1小節ごろに、左手が思うように弾けるまで繰り返し、うまくいったら、続けて右手も合わせる。これを、1小節ごとに行う。左腕が、意識せずに楽に動くまで。

 

平均律の曲は、どれも短いので、テクニック毎に練習方法を発見したり、曲をどうやって仕上げていくかのプロセスを経験するのに、ちょうど良いと思う。 チェルニーとかでやってもいいけど、平均律の方が楽しいから。。