ピアノ再開5年目のアマチュア・アラフィフです。バッハの平均律を練習し始めて何ヶ月目でしょうか。最近、練習している曲を、どのように練習しているか、記録したいと思います。
一番やさしいとされるこの曲、ただ綺麗に弾くなら、できなくもないが、録音しながら、「流れよく」とか、「もっとドラマチックに」と考えて、いろいろトライ。
1 まずは、暗譜。音名で歌う。音→音名→手の位置の結びつき。何も考えなくても手が動くように。シフの運指は、小節毎の動きではなく、声部ごとの動きを意識している。なるほど!
2 フレーズに分けて、山を考える。グノーのアベマリアを歌いながらだとやりやすい。
3 左手で和音にして練習。和声進行を覚えるため。流れがよくなった。
4 メトロームに合わせる。これだけですっきりした。電子楽譜は便利だ。とりあえず76で。でも、合わせすぎると、せわしなくなる。1回合わせたら、あとは自由に練習。
5 バスを強調して、バスで歌ってみる。2回目の同音を強くするのか、弱くするのか、強弱や音色の変化をつけてみる。右はそのまま流れるから。再生機器によっても印象が違ってくるな。
ホール練習の録音を聞く
毎日ではないけれども、後半の暗譜があやしいところは、数日に1回は練習した。易しい曲と思っていたけど、スムーズに弾くには弾き込むのも必要だ。録音をきくと、もっと、軽く舞い上がるような感じがほしいな。低音中心だと重くなってしまう。子守唄ではないからね。
それから、何番目の音を強調するのか、和音のバランスのようなものも大事だ。特に、小指が強すぎてしまったりするので、弾き込むことで、バランスが改善されていくように思う。
右手は、腕も動いているけど、左手が固まりがちなので、注意する。
そして、ペダルにどれだけ頼るのかも考えどころ。1日の始めに弾いているので、思い切り、腕を動かすことを意識して弾いてもいいかもしれないな。
平均律1巻、シフの演奏。第1曲目。シンプルに弾いている。ペダルは薄め。1曲だけ弾くのと、これから全巻弾くのとでは違ってくるのかな。
自分でも、いろいろなバージョンで弾いてみる。いろんな弾き方があっていいのだと思う。易しい曲と言われていても、奥が深いことを実感。速くしてみたり、はっきりひいたり、しっとり弾いたり、毎日、毎回、弾き方を変えてみる。シンプルな曲だからこそ、できること。
Bach Das Wohltemperierte Klavier The Well Tempered Clavier Book I András Schiff