ショパン ピアノソナタ第3番 ロ短調 第1楽章 ④ 弾合会にて見事に失敗

 1週間前に誘われた弾合会に参加しました。別に書いた、初出しのバッハは、猛練習のかいがあったものの、2ヶ月前の発表会で予想外にうまく弾けたショパンピアノソナタは、ものの見事にボロボロでした。音が抜ける、16分音符が走る。タタタタ、でなくターラララのようになってしまう。ただただ慌てている印象で拍もなし。直前に少なくとも数回は恐ろしくゆっくりのテンポで、テンポを全く揺らすことなく、そして、指をしっかり上げて、大きめの音で、メトロノームのように弾くべきだった。2ヶ月弾いていないと、みるも無残。気持ちじゃ弾けないアラフィフ。舞台に上がれば気持ちは動くから、とにかく基礎をしないといけなかったのに。何度目かの失敗。

 

  1. 直前も突発事項が重なり、ほとんど練習できず。暗譜にも不安が残り、楽譜から目を離せない状態になってしまった。
  2. 8月終わりには、響くピアノと思ったのが、今回は、音が自分に届かない。鍵盤も重く感じ、打鍵しても音が鳴らないことがあった。おそらく、乾燥のせいと思われる。季節と弾く順番が影響しているのだろう。弾き込んでいないと、ちょとしたことに対応できないことを痛感。
  3. 椅子は、背もたれなしのもので、しかも調節する時間は許されない感じ。椅子が前過ぎて、高すぎるように感じた。私は、椅子には浅く腰掛けて、左足でしっかり支えて、少し前傾して弾く(ソナタの場合)。腰を反らせればよかったのかもしれないが、背中を丸めることになってしまい、腕を伸ばして重力を乗せることもやりづらく、音が浮いた。おそらく、腕立て伏せのような手の形にして弾けばいいんだろうけど。
  4. いつもは、前日にステーキを食べていたが、今回は気持ち悪くなってしまい、当日もほとんど食べなかった。健康茶と生姜茶で何とか気力を保っていた感じ。
  5. そもそも、この曲を選んだのが間違い。最近、練習していたのは別の曲だったのに、他のメンバーが大曲ばかりだったので、無理してしまった。やはり、弾きたい曲を弾くべきだ。間に合わないかも、と思ったバッハも何とかなったし、直前に弾きこみたい曲を弾いた方がいい。
  6. 今回、Little Pianistの靴を履いてみようと思ったが、弾きづらいので諦めた。理由を考えてみるに、反応が良すぎる!靴底が硬いので、少しの力でペダルが動く。いつもは、寒いからモコモコのスリッパを履いていたため、細かい踏み方が不可能になっていた。日頃から、硬い底のスリッパで練習すべきだ。
  7. 今回は、初めて、自分で録画を行なった。弾く直前の設定は、かなり気力を使う。余りやりたいことではないな。曲に集中しづらい。
  • TASCAMのレコーダー(96/24 ハイレゾ録音並み)gainは58と自宅よりかなり高く。素晴らしい音!特に、TASCAMから直接聞いた音は最高。パソコンに落としてしまうと、パソコンの性能が良くないようで、音質が落ちる (なのでAudio MIDIとかAudiravaraを入れた)。家では、クリアすぎて尖って聞こえて嫌だと思ったこともあるが、とても正確に録音してくれるということなのだろう。ただ、「48Bp以上の自動録画」を設定してしまったため、曲の頭が少し切れてしまった。。家でも、何度か試すべきだった。録音開始時間を何分後かに予約できるから、この練習もしておいた方がいい。中央の左寄りの座席のカバンの上に置き、前方斜め上の方向にマイクを向けた。音が上から降ってくる感じ。良い音で取れそうな席で録音できるのがメリットだが、もっとピアノの近くの方がいいという意見も。このレコーダーとウェブカメラ(とパソコン)の組み合わせ、またはこのレコーダーとビデオカメラの組み合わせ(編集が必要だが)が最強か。離れた場所でもクリアに録音できる。
  • ソニーHDR MV1。ほかの方の演奏を録音しながら録音レベルを調整したが、かなり大きいゲインにしたと思う。ズームが効かないので、2列目で撮影するも、奏者が豆粒のよう。ピアノの下の位置で、音がいまいちだったはずのに、録音は割と綺麗。狭い場所(自宅でピアノの座席のすぐ横)での録音録画に向く機器。
  • 携帯プラス shureのマイク(携帯が壊れていて、反転画面しか撮影できず。このため、ズームも効かず。周囲の音を拾うので、前列2番目中央の席で。19.5ゲインはちょうどいいが、ミドルサイドにしたせいか、ザーザーいう音がうるさい。ハイパスフィルターは入れてもよかったかも。コンプレッサーをライトにしたのがいけなかったか、急に音がなくなった時、最後の音がエコーされている変な機能が働いてしまった。音質も一番、悪い。家では、割と良いように感じていたのに。