アラフィフのピアノ練習 自分が、自分の先生になる

4年近く前にピアノを再開したアマチュアです。子供の時には、何回か弾けば自然に弾けるようになり、いつの間にか暗譜していた。。。なのに、今は、それができません。

暗譜については、まるで受験勉強のように意識するのと、アナリーゼを組み合わせることで、比較的早く暗譜できるようになりました。

でも、技術的なところとか、表現に関しては、音源をきいて何回か弾けばそれなりになった若い頃とは全然違います。

むしろ、弾けば弾くほど、理想との乖離にイライラするようになってきたのです。

 

話は変わりますが、私は、教えるのが結構うまい方です。子供の勉強を見てあげると、塾で授業を受けた日よりも、かなり良い成績を取らせることができます。極めつけは、水泳。今はもう自分では泳げないクロールを、子供に「泳げるようにさせてしまった!」ことがあります。

他人であれば、よくよく観察することで、どうすればできるようになるかのポイントが分かるのですね。

これを、自分のピアノにも応用すればいい。ただガムシャラに何度も弾いているから、いけない。もちろん、体の声とか、音には注意しているけれど、それだけでは、観察眼を十分発揮できないのかもしれません。

ということで最近は、録画を多用しています。録画を見る時、自分の演奏だと思うと、なかなか気づきがないので、思い切って、「知らぬ誰か」だと思い、プロのピアニストと見比べ、聴き比べをしてみました。すると、やっぱり、たくさん「気づく」のです。

他人の演奏は、悪いところがよくわかります。自分が、自分の先生になれれば、かなりのレベルまで行ける気がします。観察や分析は、大人の特権です。