へパーデン結節だけど、ショパンの「舟歌」が弾きたい ①

指の関節炎を発症した、アラフィフのアマチュア・ピアノ弾きです。指への負担を減らすために、練習時間は数時間から1〜2時間に減りました。でも、弾きたい曲は諦めたくない!無謀かもしれないが、少しまでも、まだ弾けるうちにと思って、ショパンの「舟歌」の練習を始めて3週間が経ちました。

実は、2年前に何ヶ月間か練習したことがあります。真ん中辺りまでは一度暗譜もしました。でも、後半部分の左手の和音が難しくて諦めた経緯があります。音楽的な難しさ、というのもありました。

今回は、まず、難しかった後半を中心に、1からやり直し。すべて、すっかり忘れていましたが、2年前に比べれば、左手オクターブや和音は、楽に弾けるようになっています。譜読みや暗譜も早くなりました。

コーダの前半(103小節目から109小節目)以外は、だいたい暗譜までいきました。アナリーゼをしながら、移動ドで音を確認して覚えていく。転調や和音が多いので少し大変。

意外と最初の出だしも覚えにくい。3パートそれぞれを覚えてから、和音にしてまた覚え直す。ピアノはひかずに、頭の中で思い出しては確認し、というのを繰り返しました。これをすると、指に負担かけずに暗譜ができる。

無意味な指の練習にならないよう、いつもピアノの蓋を全開にして、響きをよく聞きながら練習することにしました。

音源も大量に聞き、楽譜を見ながら考えたり覚えたりする時間もたっぷり。実際に指を動かさなくてもいい時間は以外と多い。

気にいったピアニストの音源をイアホンで聞きながら、自分も痛みのない左手だけ弾いてみたり。

メトロノームをかけるより、うまい人の演奏に合わせてみる方がいいような気がして、一緒に弾いてみると、テンポの揺れがよくわかります。フレーズの歌い方も上手くなるといいな。

語学はシャドウイング(音源を聞きながら声を出して読む)が有効だと言いますが、音楽も同じなのではないか?細かく区切って、音源の後にまねして弾いてみる、というのもやっています。

体の動きも真似してみます。楽譜台には音源動画、ピアノの右に、自分を撮影した動画を同時進行で見れるように設定してみました。