3年半前にピアノを再開し、つい最近、ショパンのエチュードやらハノンを始めたアマチュアです。これから、真面目の基礎の練習をしようとし始めた矢先に、なんと、へパーデン結節らしきものになってしまいました。右の薬指の第一関節が腫れて痛むのです。
炎症が起きて腫れて痛んだ後、関節が太くなり、さらに曲がってしまうそうです。多くの場合、ほとんどの指にできるらしい。ピアノ継続の危機、と言ってもいい事態。やはり、身の程知らずの課題にチャレンジしたのがいけなかったのかも。無謀な取り組みをすると破綻する、といういい例かもしれない。うーむ、焦りは禁物だったのかも。
お箸が当たって持てなくなり、触ると痛いので気づきました。でも、考えてみると、何ヶ月か前から、少し腫れていた気がします(赤くないし、痛くなかったけど)。隣の中指には水泡っぽいものができていた。これも、へパーデン結節らしいです。私は、ペンだこだろうか、とか、お箸ダコ、だろうか、と思って放置していました。
実は、すでに5週間ほど経っていています。一時はとてもショックを受けて、ブログを投稿できなくなりました。以下は、発症して2週間くらい経った時に書いたメモです。
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ピアノを弾いてもそんなに痛みがないのですが、日常生活で、物を掴むとちょっとした激痛が走るので、怖くてピアノも弾きづらい。恐る恐る、ヘナヘナの弾き方になってしまいます。
安静が一番らしいのですが、指だけを安静にするのはとても難しいので、3〜4日、全身を安静にしてみたところ、痛みもかなり引きました。指をぐっと内側に曲げない限りは痛みませんが、何かを握ろうとすると、指を全てかなり曲げることになるので、痛みます。テーピングを工夫しているところです。
原因については、はっきりしたことはわかっていないようですが、更年期障害と使いすぎというのが大きいようです。アラフィフですから、ちょうど更年期障害の年齢。。そして、使いすぎは、その通り。特に、先日、小指の使い方を直したのが影響しているのかもしれません。正しい方向だったとは思うけど、弾き方が変わってしまったので。また、ショパンのエチュード「黒鍵」は薬指をかなり使う曲です。これまであまり使っていなかった指を酷使した面は否めません。
もう一つは、隣の中指が先に発症していたと見られることです。この指は3年ほど前に突き指をしたせいで、右に傾いています。左側の腱が弱くなってしまったせいだと整骨院の先生には言われました。このせいで、関節の骨の噛み合わせが悪くなり、ぶつかり合って、炎症が起きたのではないかと思います。水泡ができると、ほかの指に移りやすいようだ、と書いている先生がいました。感染症ではないけど、炎症って体内で広がりますよね。
さらに言うと、実は、左の人差し指にもかすかに違和感があるのです。そして、これらの指に共通するのは、すでに、指が傾いていること。そして、ピアノを弾く時に、指先でタッチするよりも、指のお肉でタッチすることが多いことです。右の薬指は、以前から第1関節は曲がりにくいのです。左の人差し指もそうです。爪が長いことも影響しているかもしれません。
体を休めてある程度痛みがおさまったところで、関係する書籍をアマゾンで片っ端から買って読みました。もちろん、ネット上の情報もいろいろ。
いずれご紹介したいと思いますが、読んでいると、「これ、当てはまる!」ということが次々に出てきました。体験談や整体師の先生のお話は、理論というより、体験なので、全員に当てはまるかわからないけど、とりあえず、できることから実行してみようと思います。
1 エクオールの摂取
関節炎は、更年期障害かもしれないとのことから、女性ホルモン補充療法が最も一般的になりつつあるようです。女性ホルモンと同様の働きをするサプリとして、大豆イソフラボン、エクールというサプリがあります。お医者さんが勧めているのは、大塚製薬のもの。私は以前から飲んでいたのですが、規定量の半分くらいにしてました。でも、これ、10mgという規定量以上でないと効果がないそう(平瀬先生の本)!!なので、早速、毎日必ず4錠飲むことに。飲む時間はいつでもいいそう(大塚製薬HP)。
1ヶ月しても効かないようだったら、女性ホルモンの処方をお願いしようと思います。ホルモン剤は、乳がんなどのリスクもあるので、お医者さんしか処方できないようです。
2 安静
これは、先ほど書いた通り。テーピングの仕方がいろいろあるよう。少しずつ試します。ポイントは、指が内側に曲がりすぎないようにすること、指がまっすぐでいられるように支える(左右に倒れた形になると痛みが発生しやすくなる、という悪循環)。
手を全く使わないのは、筋力が落ちるのでよくないはず。痛くない範囲で、普通に動かす。
痛みを生じる動作はしない。
炎症は、ひどくなるほど治りにくくなるので、おかしいと思ったところで、すぐに休める。
ここまでは、西洋医学の世界だと思うけれども、そうは言っても、たくさんの指が次々と痛くなるのは、何か内科的な問題、全身的な問題があるのではないかと思い、調べると、東洋医学の世界ではいろいろ指摘されていることがわかってきた。
3 こりをほぐす、歪みを取る
第2関節の関節炎(プシャール結節)は、発生頻度は低いようですが、痛みが発生すると、かなり生活に支障が出るそうです。そして、プシャール結節の場合は、腱鞘炎がある人が圧倒的だそう。つまり、腱鞘炎が原因で、腱が引っ張られて、関節にプレッシャーがかかり、炎症を起こすとされています。
おそらく、へパーデン結節の場合も同じなのでは?私は、今回問題の中指と薬指に腱鞘炎が起きたことはないのですが、痛みを感じない程度の筋肉の緊張がきっとあったのだと思います。
こりという意味では、腱鞘炎だけでなく、首や背中のこりがある人も多いそう。やはり、全身が歪んでいて、血のめぐりが悪いから、炎症をなおせない、ということなのでしょうね(治癒力が低い)。
4 カフェインを減らして、水を飲む
どうして、カフェインがいけないのかよくわかりませんが、腎機能に良くないという説も。実は、私、2ヶ月ほど前から、以前は全く飲んでいない「緑茶、しかも玉露」を大量に飲み始めたのです。1日、1Lまで行かないけど、3杯くらいは飲んでました。玉露って、コーヒーよりもずっとずっとカフェインが多いのですね。普通の煎茶と比べモノにならない。なんとなく、頭はさっぱりしていい感じだったのですが、確かに、体が浮腫んだような、なんか水っぽい感じはしていました。水分は、水でないといけないんですね。反省反省。
5 甘いもの(果物を含む)、小麦(グルテン)、乳製品をやめる
これは、よく言われること。炎症に甘いものは大敵。甘いものを食べると、体が油断してしまって戦えなくなる、と理解している。でも、私甘党だし、最近、ヨーグルトをよく食べていました。自宅でパン作りも。。やはり、全て、コロナ自粛のせいということにしておきましょう。
6 サプリの補給(エクオール以外)
ビタミンC 炎症を抑える(1日2〜3グラム)
マグネシウム 骨の形成に必要だそうだ
ビタミンE 血の巡りをよくする。結局、これが一番大事かも。
ビタミンB 神経の復活など
コラーゲン 軟骨成分
ヨクイニン 効くと書いている人がいる。美容にもいいようだし。